当社の理想について
代表取締役 北西 達也
平成14年、4月私は介護用品の販売・レンタル会社である有限会社あいあいを設立しました。おかげさまで今年、設立5周年を無事に迎えることができました。
まだまだ会社代表としては未熟者の私ですが、私なりに描いている理想を述べさせて頂きたいと思います。私は創業以来、常に事業主としてのあるべき理想の姿を自分に問いかけて参りました。その答えは「正義に基づいた理想社会の実現」というものであります。
では「正義」とは何か? 具体的な話としては…顧客からのクレームが発生した時、それに対応する事は当然の事でありますが、これが利益優先の考え方であったとするとどうしてもそれに対し消極的になってしまう。ここで「正義」に基づいた判断基準に従うならば当然クレームに正面から向き合うことになるでしょう。クレーム処理は短期的には利益を減少させるでしょうが長期的には顧客の信用を得る結果をもたらし企業価値を高めることにつながると信じております。これはとても当たり前の事だと思いますが昨今、多くの各業界を代表する企業の不正はその原因として短期的な株式市場を意識した目先の利益を追求するがあまり「正義」を忘れてしまって起きたものと私は理解しております。
また私は対顧客の姿勢だけ「正義」であったのではいけないと思っております。従業員に対しての正義とは適切な労働時間内で生活に十分な給与を提供するだけでなく、働き甲斐のある仕事内容、仕事を通じて社会貢献している実感を提供することも重要な事と考えております。顧客満足度ばかり声高に言って、そこで働く人々が過酷な労働を強いられている会社は「正義」に反すると思っております。
仕入先や運送会社等の取引先に対しても紳士的でなければ「正義」とは言えないでしょう。仕入価格や運送代の交渉についても然るべき対価を支払って事業を進めることが肝心であると考えております。自社だけが栄えれば良いという考えはいけないと思います。
最後に民間企業であるが故に、利益を計上し納税し地域経済に貢献することも社会的正義であると思っております。
いろいろと申し上げましたが当社は介護用品の販売・レンタルのサービスを提供しておりますが、その仕事の姿勢の根底には「正義」およびそれに基づく「理想社会の実現」という思想が流れております。当社は有限会社であるが故に株主の顔色を伺うことなく今後も理想を追求して参りたいと考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
平成19年6月15日
☆社長より 2011年新年のご挨拶は ⇒こちら
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